がん治療中の労働者を抱える事業者が継続的に雇用し続ける為に利用できる助成金の一つとして、治療と仕事の両立支援助成金が挙げられます。
これは、事業者が労働者の傷病の特性に応じた治療と仕事の両立支援制度を導入もしくは適用した場合に事業者が費用の助成を受けられる制度で、環境整備コースと制度活用コースの2種類が用意されています。
尚、環境整備コースは1企業または1事業主当たり1回限り、制度活用コースは有期・無期契約各1回限りで1企業または1事業主当たり1回限りという制限がありますので注意が必要です。
この助成金制度は、がん治療中の労働者の生活費に直接的な影響を及ぼすことはありませんが、事業者からの継続的な雇用が保証されることで生活費の確保に繋げられます。
