大腸がん検査キットとして用いられるのは便潜血検査で、便の中に血が混ざっていないかどうかを調べるための物です。
使用時の注意点についてですが、2日分の検便が必要ですので便秘気味の方は計画的に行わなければなりませんし、1回目と2回目の間隔が空いてしまう場合は冷凍庫で保管すべきです。
痔を患っていて排便時に出血した場合でも陽性になってしまう可能性があり、大腸がん検査の正確性という点においては内視鏡検査に敵いません。
検査キットで陽性反応が出た場合は、その後必ず大腸内視鏡検査を受けて出血の原因を明らかにしましょう。
内視鏡検査でポリープや潰瘍やがんなどが見つかった場合は、速やかに治療に移行します。
ポリープだけであればその場で切除してもらうことも可能です。
