がん治療で味覚障害の副作用が発生する原因は、味を感じ取る舌にある味蕾の働きが低下することにあります。
またがん治療の種類によっては末梢神経に傷が付くことで、味を伝える機能が低下することも味覚障害の原因の1つとなります。
がん治療の副作用で味覚障害が発生するのは、主に抗がん剤治療を受けている患者さんです。
食べ物の味が分からない、変な味がするといった症状があらわれる味覚障害は、食べる楽しみが損なわれたり食欲減退を招きます。
味覚障害の症状は人によって異なるので、患者さんの状態に合わせて味付けを工夫したり、濃くしてみるなどが原因の対処、改善方法となります。
がん治療が終われば次第に味覚も戻ってきますが、根本的に副作用を改善するには、治療方法そのものを見直したり変える必要がありそうです。